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診療記録に関する報道について
2008年9月9日
今回フジテレビで報道されました事案について、事実関係の詳細をご報告させていただきます。
平成20年4月19日夜23時30分ころ、都内にあるマンションの住民の方より、マンション内の一時的なごみの集積場に慶應義塾大学病院の診療記録が紙袋に入れた状態で置かれているとの、通報がありました。これを受けて、当院の関係者が現場に急行し、警察官立会いのもと、その診療記録を回収いたしました。
このマンションには、当時慶應義塾大学医学部助教(出向中)が住んでおり、この者が置いたものと考えられたため、同20日に調査委員会を立ち上げ、本人から事実関係を聴いたところ、前日の夜、留学を控えて引越しのための荷物の整理を行なっていた際に、2名分の入院診療記録が混在していることに気づかず、大量の医学雑誌の写しなどとともに出してしまった、との事実が判明しました。
幸いにも、置かれていた時間も、夜間の上ごく短時間であり、また、マンション内の一時的集積場であり、外部の者が出入りした形跡もないことなどから、個人情報の漏洩にはあたらないと判断されました。
ただ、病院内の診療記録管理規程として指定された特定の閲覧室での診療記録の閲覧は1か月、病院内の研究室への持ち出しは7日間という規定になっておりますが、長期間持ち帰っていることを失念しており、結果的に規定を大きく逸脱することになりました。この点については、すでに4月25日付で医学部長および病院長からそれぞれ文書にて厳重注意の上、留学延期、自宅謹慎処分といたしました。
当院の診療記録の保管については、中央病歴室において集中管理しており、その部門において貸し出しおよび返却について確認をしております。院内の取り決めとして、保存年限を過ぎた診療記録の処理は、個人情報の取り扱いに注意しながら焼却により廃棄しております。
本事件の後、臨時診療記録管理委員会を開催し、診療記録の管理を徹底すると同時に、病院運営会議および病院診療会議等病院内の会議体で周知を諮るとともに、診療記録の貸し出しについては、厳重に管理するべくより一層の強化を図っております。
皆様にはお騒がせをしたことについて、改めて深くお詫びするとともに、今後、個人情報の管理にあたってはより一層注意していく所存です。
慶應義塾大学病院長 戸山 芳昭


