花粉症の季節がやってきました。花粉を遠ざけ、花粉症と上手につきあうコツを心得て、ゆううつなシーズンを少しでも快適に乗り切りましょう。今月は花粉症についてお話しいたします。
<問>
花粉症とはどのような病気ですか?
<答>
花粉症とはスギなどの花粉を吸い込んで起こるアレルギー性疾患です。
<問>
アレルギーとはどういうことですか?
<答>
アレルギーとは特定の物質に対して過敏に反応することを言います。
原因異物をアレルゲンといい、花粉症の場合は各種の花粉に含まれる様々な物質です。
体内にアレルゲンが入って反応し花粉症を引き起こす物質ヒスタミンを放出します。
<問>
花粉症はどのような症状が現れますか?
<答>
花粉は最初に目や鼻に接触するので症状も目と鼻にでるものが主体です。
特に代表的症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまりです。
<問>
くしゃみはどうして起こるのですか?
<答>
くしゃみは花粉が体に入ってこないよう吹き飛ばす自衛反応です。
<問>
花粉症でくしゃみが連発するのはなぜですか?
<答>
花粉症のくしゃみはコショウを振った時に起こる一時的な反応とは違います。
花粉によりヒスタミンが常時放出され鼻の粘膜の反応性が高まっているからです。
<問>
鼻がムズムズしてからくしゃみがでるのはなぜですか?
<答>
鼻がムズムズするのもヒスタミンの粘膜への刺激の表れです。
<問>
くしゃみと同時に鼻水が流れでるのはどうしてですか?
<答>
ヒスタミンにより刺激された神経はくしゃみと鼻水の両方の中枢を刺激するからです。
<問>
鼻水はどうして出るのですか?
<答>
鼻水も自衛反応のひとつで、一旦入ってしまった花粉を洗い流すためです。
<問>
花粉症の鼻水はさらさらしているのはなぜですか?
<答>
花粉症の鼻水は成分がほとんど涙と同じためさらさらしています。
カゼのときは細菌やウイルスを退治した白血球が混じっており粘度があります。
<問>
花粉症のときの鼻水は量が多いのはなぜですか?
<答>
粘膜の湿り気を保つため鼻では常に水分を分泌し、過剰分が鼻水になります。
花粉症のときは、特にこの過剰分が多いようです。
<問>
鼻水が多くて点鼻薬が流れてしまいますが、どうしたらよいですか?
<答>
点鼻薬は鼻をよくかんでから使用してください。
<問>
鼻づまりはどうして起こるのですか?
<答>
鼻づまりは鼻の粘膜が腫れて空気の通りが極端に狭くなるため起こります。
<問>
ちゃんと鼻をかんでいるのに鼻づまりがとれないのはなぜですか?
<答>
鼻の通りやすさは粘膜の腫れ具合であり鼻をかむだけで腫れはとれないからです。
<問>
一時的に鼻づまりがなくなる時、鼻の中がスースーするのはなぜですか?
<答>
鼻は空気を温めたり、湿度を与える役目をしています。
症状のひどい時はその機能がうまく働かない為、違和感を感じることがあります。
<問>
花粉症のときお酒やタバコは大丈夫ですか?
<答>
お酒を飲むと鼻粘膜の血管が拡張して腫れがひどくなり、鼻づまりが悪化します。
タバコは直接鼻粘膜を刺激するので鼻症状を悪化させます。
<問>
花粉症の治療薬にはどのようなものがありますか?
<答>
治療薬には症状を出にくくするお薬と症状そのものを抑えるお薬があります。
<抗アレルギー薬>アレルギーの原因となる物質が放出されるのを防ぐお薬です。
抗アレルギー薬は花粉飛散1〜2週間前からシーズンが終わる頃まで続けると効果的です。
<抗ヒスタミン薬>鼻や目の粘膜を刺激するヒスタミンという物質の作用をブロックします。
抗ヒスタミン薬は即効性があり、鼻や目の症状を抑えますが眠気がでるので要注意です。
<問>
局所(点眼・点鼻)のステロイド薬をもらいましたがどのようなお薬ですか?
<答>
局所(点眼・点鼻)のステロイド薬は出てしまった花粉症の症状を和らげます。
局所(点眼・点鼻)のステロイド薬は効果も高く内服に比べ安全性が高いお薬です。