放射線診断科

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研究内容

あらゆる領域の画像検査の低侵襲化と効率化を推進しています。特に、循環器領域や泌尿器科領域では、新しい検査法の活用に関するガイドラインの作成にも関わってきており、国際多施設共同研究にも参加しています。現在は3次元画像での診断が主流ですが、これからは4次元画像が臨床応用されると考え、4次元CTの研究を推進しています。更に、CTではひばく低減や、二重エネルギー法による物質判別の臨床応用の研究を精力的に行っています。MRでは、肝臓に対して用いるMRの特殊造影剤の基礎および臨床研究、心臓MRIをはじめとした超高速撮像法の臨床応用などを行なっています。核医学部門では、国内で初めて導入された連続寝台移動型PET/CTカメラの研究とともに、アミロイドイメージングや低酸素組織イメージングなど、新しい薬剤を用いた画像も研究しています。
IVR領域では、患者さんの痛みの少ない経皮的治療、とくに腫瘍を凍らせて殺す凍結治療の研究を進めています。効率的な治療に役立てる目的で、動物実験で凍結時の周囲の温度変化を詳細に調査しています。そのほか、液体塞栓物質などの塞栓物質を物理学的特性変化の研究を行っています。

教育内容

放射線科学教室では,前期および後期臨床研修医の教育に力を注いでいます.前期臨床研修医教育では,希望者を対象に1~3ヶ月間でエコー,CT,MRIなど,将来どの方面に進む場合にも臨床に直結する基本的な画像診断技術を習得できるよう指導します.後期臨床研修医教育では,最初の2年間は慶應大学病院にて、放射線診断学(画像診断・IVR,核医学)および放射線腫瘍学について研修を行います。全国の大学病院の中でも屈指の数を誇る豊富な症例を活用し,臨床各科とのカンファレンス,各部門のスタッフによる研修医のためのレクチャー,ほぼ毎週開かれる勉強会などを通じて,密度の高い教育を行なっています.2年間の研修終了時に,放射線診断学か放射線腫瘍学の専攻分野を決め、放射線診断学を専攻した場合は,次の2年間は高度な機器を備えた関連施設で研修します。研修の過程で、放射線科専門医(卒後6年目)、放射線診断専門医(卒後8年目)の取得を目指します。また、大学院への入学も可能で、より研究に重点をおいたコースも選ぶこともできます。関連施設からの帰室後は、積極的に国内外施設への留学を奨めています。

主な実績

当科で実施した、主な検査件数をご紹介いたします。

名称 件数 備考
CT(健診含む) 62,911件 2022年度
MRI(健診含む) 31,214件 2022年度
超音波検査(健診含む) 33,677件 2022年度
PET 7,557件 2022年度
核医学/SPECT 4,929件 2022年度
IVR(画像下治療)+血管造影 1,306件 2022年度

医療連携・紹介制度について

主治医や担当の看護師と連携しながら、患者さんが安心して療養生活が送れるよう、以下のご相談に応じております。

PET/CTの画像検査予約について(他医療機関様)

PET/CT検査については、他医療機関様からの御依頼も受けつけております。予約方法については、専用ページをご参照ください。
https://www.hosp.keio.ac.jp/iryo/petct/index.html

連絡先

より詳しい情報は当部門の専用webサイトをご覧ください。

受診について

  • 当院では患者さんの待ち時間を短縮するため、予約制を導入しています。
  • ご予約方法は一般の患者さんと医療関係の方で異なります。