慶應義塾大学病院診療案内2025
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診療科診療施設部門消化器センターかない金おばら尾ひらた平やはぎ矢なかもと中みかみ三ほりべ堀もり森たかのり典ひであき明けんろう郎なおひさ久のぶひろ宏ようへい平まさやす靖ひでき毅概  要対象疾患検  査実  績特  徴診療の実際医師専門分野一覧112センター長金井 隆典副センター長尾原 秀明職 位 消化器疾患は、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門、肝臓、膵臓、胆嚢疾患など多くの臓器を取り扱っており、対象疾患に関しては、消化器がんをはじめ、感染、炎症、機能、代謝などの良性疾患など多岐にわたります。このように、多彩かつ複雑な病態を呈することもある消化器疾患を複数の部門が連携し包括的に診療することは重要であることから慶應義塾大学病院消化器センターが設立されました。 患者さんの視点に立ち、消化器疾患のトータルケアを目指した全く新しい診療を実現するために病気を単位とした診療科毎のエキスパートが集合し治療にあたります。<上部消化管> ⃝胃癌・食道癌・逆流性食道炎・食道けいれん ⃝ナットクラッカー食道 ⃝機能性胸焼け・好酸球性胃腸炎・食道アカラシア・悪性リンパ腫・粘膜下腫瘍・ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎 ⃝急性胃粘膜病変(AGML) ⃝胃潰瘍 ⃝胃腺腫 ⃝機能性ディスペプシア(FD) ⃝十二指腸潰瘍 ⃝十二指腸腺腫 ⃝十二指腸癌 ⃝十二指腸乳頭部腫瘍 ⃝蛋白漏出性胃腸症<下部消化管> ⃝大腸癌 ⃝大腸ポリープ ⃝大腸腺腫 ⃝大腸ポリポーシス ⃝潰瘍性大腸炎(UC) ⃝クローン病 ⃝腸管ベーチェット ⃝好酸球性胃腸症 ⃝過敏性腸症候群(IBS) ⃝腸閉塞(イレウス) ⃝小腸癌 ⃝非特異性多発性小腸潰瘍 ⃝腸結核 ⃝出血性大腸炎 ⃝虚血性腸炎 ⃝大腸憩室炎 ⃝便秘症 ⃝肛門疾患(痔核、痔瘻、裂肛)<肝臓疾患> ⃝肝移植を要するすべての疾患 ⃝肝癌(肝細胞癌・転移性肝癌) ⃝ウイルス性肝炎 ⃝非アルコール性脂肪性肝炎(NASH) ⃝劇症肝炎 ⃝肝硬変 ⃝肝不全 ⃝自己免疫性肝炎(AIH) ⃝原発性硬化性胆管炎(PSC) ⃝原発性胆汁性胆管炎(PBC) ⃝肝膿瘍<胆膵疾患> ⃝膵癌 ⃝胆管癌 ⃝胆嚢癌 ⃝総胆管結石 ⃝胆管炎 ⃝IgG4関連胆管炎 ⃝原発性硬化性胆管炎 ⃝胆嚢ポリープ ⃝胆石症 ⃝胆嚢腺筋症 ⃝胆嚢腫瘍 ⃝急性膵炎(重症膵炎含めて) ⃝慢性膵炎 ⃝膵内分泌腫瘍 ⃝膵嚢胞性疾患(IPMN、MCN、SCN) ⃝自己免疫性膵炎<血液検査><各種内視鏡検査> ⃝胃⃝十二指腸 ⃝小腸 ⃝大腸 ⃝カプセル内視鏡<超音波検査><造影検査> ⃝消化管 ⃝膵 ⃝胆道<CT/MRI/PET/RI検査><各種培養検査>消化器センターは2019年に設立されました。1. 外来患者、入院患者ともに同じフロアで内科医・外科医からの診察が可能2. すべての分野・領域で専門性の高いスタッフが揃っており、高い医療技術・診療を提供することが可能3. 手術適応患者における外科手術までの期間短縮が可能4. 腫瘍センター・免疫統括センター、炎症性腸疾患(IBD)センター、放射線診断科・内視鏡センターとの連携のもと、患者のニーズにあった診断法の選択が可能5. 高度先進医療、医師主導治験、臨床研究を通じた高度かつ新規性の高い医療の提供が可能医 師 名井   隆原   秀田   賢作   直本   伸上   洋部   昌    英1)消化器癌に対する集約的治療 当院は早期癌から高度進行癌のすべてのステージの消化器癌について、高度な診療の提供が可能な数少ない施設であり、早期癌に対する内視鏡治療、特に内視鏡的粘膜下層剥離術については食道・胃・大腸腫瘍のみならず、難易度の高い十二指腸腫瘍に対する治療も行なっています。外科手術については低侵襲な腹腔鏡下手術の他、慶應義塾大学が開発したセンチネンタルナビゲーション手術やロボット手術など最先端の治療に取り組んでいます。また手術不能な進行癌については、がん薬物療法専門医が内科・外科などの診療科を問わずに化学療法を実施しています。ゲノムユニットにおけるプレシジョン検査(がん遺伝子検査)や各種の臨床試験、免疫療法薬を含む新規抗がん剤の治験も多く実施しており、様々な治療オプションが選択できることも当院の特徴です。高齢であったり、合併症を有する患者さんの診療についても総合病院という特性を生かした診療科横断的な診療が可能となっています。これらの治療方針は週一回の内科・外科・放射線診断科・放射線治療科などが会する合同カンファレンスにて個々の症例ごとに詳細に検討が行われており、術前化学療法や術後化学療法、また化学放射線療法やconversion surgeryなど、あらゆる角度より集学的に検討され、患者さんにとって最善の治療が選択されるような体制が整っています。 肝細胞癌については消化器内科・消化器外科・放射線診断科による週1回の合同カンファレンスにより、内科的、あるいは外科的治療の適応について詳細な検討を行なっています。ラジオ波焼灼療法、肝動脈化学塞栓術、肝動注化学療法などの内科的治療のほか、外科治療については根治を目指した積極的な拡大切除術を施行するとともに、腹腔鏡下肝切除も取り入れ、患者の負担を少なくするような治療方法を提示するようにしています。専 門 領 域外来診療日初診水 AM火 AM木 AM/PM月 AM金 AM/PM土 AM水 PM月 AM火 AM土 PM土 AM木 PM金 AM月 PM木 AM金 PM内科学(消化器)教授下部消化管部門一般・消化 器外科血管外科准教授診療科部長一般・血管外科腫瘍センター講師腫瘍化学療法部門腫瘍センター教授腫瘍内視鏡治療部門内科学(消化器)准教授肝臓部門内科学(消化器)准教授下部消化管部門内科学(消化器)講師急性膵炎内科学(消化器)講師機能性消化管障害部門消化器センター

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