慶應義塾大学病院診療案内2025
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整形外科診療施設部門診療クラスター母指CM関節症に対する関節鏡併用手術概  要対象疾患検  査専門外来実  績新しい治療の紹介患者さんの個々の膝関節の骨軟骨形状に合わせたキネマティックアライメント TKA と UKAそ の 他54診療科部長中村 雅也外来医長松村  昇病棟医長大矢 昭仁医療連携推進委員名越 慈人◀最新情報はHPへ当院では患者さん個々の膝の形状に合わせて手術を行うキネマティックアライメントTKAを必要に応じて赤外線誘導式支援ロボットを併用しながら行っています。また術後成績がTKAより高いと言われているUKAを積極的に行っており患者満足度の向上に努めております。専門外来:小林秀、松本達明、金田和也当院では母指CM関節症に対して、関節鏡を併用して靭帯を温存した手術を行なっています。従来の手術と比較して、低侵襲で組織の温存が可能で、その成績も良好です。専門外来:木曜日午前・午後(担当医:清田康弘) 整形外科では「骨・関節・靱帯・筋肉さらには脊椎・脊髄・末梢神経を含む、運動器官」に関する治療を行っています。世界的に類を見ない高齢化が進んでいる我が国において、運動器疾患の治療は社会的にも重要性を増しています。当院の整形外科は、4つの臨床グループ(脊椎・脊髄、上肢、下肢、腫瘍)からなり、一般のクリニック・病院では治療が難しい疾患・腫瘍や手術症例などを中心に診療し、特定機能病院の一翼を担っています。⃝ 脊椎脊髄外科:脊髄腫瘍、脊椎腫瘍、脊椎後弯症、側弯症、椎間板ヘルニア(頚椎・胸椎・腰椎) 、腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、後縦靭帯骨化症(OPLL) 、頚椎症性脊髄症、脊椎炎など⃝ 肩関節:反復性肩関節脱臼、腱板損傷、変形性肩関節症、野球肩、上肢の脱臼・骨折など⃝ 手肘の外科:上肢スポーツ障害、関節リウマチ、変形性肘関節症、末梢神経障害、胸郭出口症候群、テニス肘、ゴルフ肘、野球肘、上肢の脱臼・骨折、腱損傷と靭帯損傷、手の先天性奇形など⃝ 股関節:変形性股関節症、急速破壊型股関節症、股関節唇損傷、骨盤骨折、大腿骨近位部骨折、関節リウマチなど⃝ 膝関節:変形性膝関節症、膝靱帯・半月板損傷、骨壊死、反復性膝蓋骨脱臼、下肢骨折、関節リウマチなど⃝腫瘍:骨軟部腫瘍(悪性・良性)(原発性・転移性)など⃝骨塩定量検査(BMD;Bone Mineral Density) ⃝椎間板造影・椎間板ブロック ⃝神経根造影・神経根ブロック ⃝関節造影検査 ⃝脊髄造影 ⃝CT ⃝MRI ⃝PET/CT⃝骨粗鬆症外来 ⃝スポーツ医学総合センター アスリート外来⃝腫瘍センター 骨転移外来 ⃝免疫統括医療センター 整形部門<脊椎・脊髄グループ> 脊椎・脊髄診療班は日本のパイオニアとして、片開き式頚部脊柱管拡大術(ELAP)、経皮的髄核摘出術(PN)、棘突起縦割式椎弓切除術など、オリジナリティーが高く、世界に広く用いられている手術術式を考案し、この分野で指導的役割を果たしてきました。現在9名の専門医を擁し、年間手術件数は800件程度行っています。 脊柱変形および脊髄腫瘍など高度な技術を要する脊椎脊髄疾患に対して積極的な治療を行うとともに、変性疾患に対する低侵襲治療(経皮的椎体形成術、内視鏡視下椎間板ヘルニア切除術、椎間板髄核融解術)も行っております。<上肢グループ> 上肢班は、肩関節・肘関節・手の疾患を担当しています。各スタッフの定期外来以外に、火曜日午後の“肩関節外来”、木曜日午後の“手外科外来”を行い、多くの患者さんが日本全国から受診されています。特に関節リウマチや変形性関節症に対する手・肘・肩関節の人工関節置換術による機能再建には豊富な経験があり、安全かつ確実な治療成績が得られるよう努力しています。<下肢グループ> 下肢グループには、股関節と膝関節の2つの専門グループがあり、膝関節には3名、股関節には2名のスタッフを配置し、それぞれ専門性の高い診療を行っています。総手術件数は500件以上で、侵襲が少なく確実で正確な手術を行えるよう常に最新の技術・知見を導入しています。<腫瘍グループ> 腫瘍グループでは、四肢・体幹に発症した骨腫瘍、軟部腫瘍に加え、転移性骨腫瘍の診断・治療にあたっています。慶應義塾大学整形外科関連施設のみならず、他大学からも多くの症例を御紹介いただいております。大学病院の利点を活かし小児科、小児外科、形成外科、呼吸器外科、血管外科、泌尿器科、放射線診断科、放射線治療科、緩和医療科などの多くの診療科と連携し、難治例における治療成績向上に努めています。脊椎脊髄上肢(肩、肘、手)下肢(股関節、膝関節)腫瘍(骨腫瘍、軟部腫瘍)合計837件525件598件316件2,276件2024年整 形 外 科

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