慶應義塾大学病院診療案内2025
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眼科診療施設部門診療クラスター概  要対象疾患検  査専門外来実  績診療案内62診療科部長根岸 一乃診療科副部長篠田  肇外来医長栗原 俊英病棟医長医療連携推進委員伴  紀充◀最新情報はHPへ 眼科では、ほぼすべての眼疾患に対応できる診療体制を整えております。外来は眼科一般診療、特殊外来を行っています。手術、薬治など必要に応じて入院が行なわれています。病診連携を主軸とし、手術加療後は紹介元の先生と連携を取りながら、患者さんの外来通院負担をできるだけ軽減し、適切な治療をご継続いただいています。また網膜剥離、角膜穿孔、緑内障発作などの緊急疾患には専門医が即時対応するよう心がけております。緊急対応が必要な患者さんのご紹介時には、当科外来宛にまずご一報いただけますと幸いです。⃝屈折異常 ⃝白内障 ⃝ドライアイ ⃝緑内障 ⃝水疱性角膜症 ⃝円錐角膜 ⃝涙道閉塞症 ⃝網膜剥離 ⃝糖尿病網膜症 ⃝黄斑疾患 ⃝流行性角結膜炎 ⃝近視(進行抑制) ⃝眼瞼下垂 ⃝眼瞼腫瘍 ⃝眼窩腫瘍 ⃝加齢黄斑変性 ⃝アレルギー性結膜炎 ⃝眼感染症全般 ⃝斜視 ⃝弱視 ⃝小児先天性疾患⃝視野検査(ハンフリー視野計、ゴールドマン視野計) ⃝OCT(光干渉断層計)検査(前眼部、後眼部) ⃝蛍光眼底造影検査(FAG、ICG) ⃝眼圧検査(非接触型、接触型、アイケア手持眼圧計) ⃝広角眼底写真検査(オプトス社製カリフォルニア) ⃝電気生理検査(VEP、ERG)⃝網膜硝子体外来 ⃝角膜外来 ⃝ドライアイ外来 ⃝神経眼科外来 ⃝アレルギー外来 ⃝緑内障外来 ⃝アイシーエル外来 ⃝白内障外来 ⃝近視外来(学童近視外来・強度近視外来) ⃝眼形成眼窩外来 ⃝メディカルレチナ外来 ⃝網膜変性外来 ⃝コンタクト外来 ⃝円錐角膜外来 ⃝小児眼科 ⃝セカンドオピニオン外来 ⃝眼炎症外来 ⃝ロービジョン外来 ⃝斜視弱視2024年 外来実績初診患者数3,370人再診患者数53,006人2024年 分野別手術白内障手術眼形成眼窩手術網膜硝子体手術(硝子体切除術 576件、バックリング 16件) 592件緑内障手術(線維柱帯切除術 212件、線維柱帯切開術 47件、チューブシャント 51件、その他 74件)角結膜手術(角膜移植 85件、その他 93件)屈折矯正手術その他硝子体注射数す。白内障になると視力低下、羞明(まぶしく感じること)、近視化(近視が強くなること)、などの症状が現れます。現在は2 〜 3mmの小切開創で手術を行います。 当院白内障外来では、小児および成人の白内障をはじめとする水晶体関連疾患の治療を行っています。保険診療はもちろん、自費診療の多焦点眼内レンズなど多数扱っております。最先端の機器を駆使しそれぞれの患者さんの眼を分析し、ライフスタイルなども加味した上で、最適と考えられる眼内レンズを提案し手術をしています。詳しくは外来担当医師に御相談下さい。例えられることがありますが、網膜はフィルムに当たる部位で、実際に「自分が見た映像」が投射する場所です。網膜は神経組織であり難治性の病気が多く存在しますが、最近では「極小切開硝子体手術」や「抗VEGF薬」による治療が進歩し、視力の維持・回復を期待することのできる病気が増えてきました。裂孔原性網膜剥離:網膜に裂孔(あな)があいて網膜の下に水(液化硝子体)が入り込む病気で、放置すると失明に至ります。硝子体手術や強膜バックリング手術による早期治療が必要です。糖尿病網膜症:糖尿病の3大合併症の一つで、血糖値や血圧のコントロールが悪いことで進行し、放置すると失明に至ります。適切な時期にレーザー治療、抗VEGF薬の眼内注射または硝子体手術などが必要となります。黄斑円孔と黄斑前膜:網膜の中心にある黄斑部に、小さな亀裂が入ったり(黄斑円孔)、膜が張る(黄斑前膜)ことで、ものが歪んで見えたり、視界3,884件の中心が見づらくなります。硝子体手術により治療します。加齢黄斑変性(滲出型):黄斑部の網膜に異常な新生血管が発生し、そこからの出血などにより、視界の中心が見づらくなります(図4)。放置する2,134件と読書や運転ができなくなります。抗VEGF薬の眼内注射を早期に開始295件することが大切です。網膜色素変性:夜盲や視野狭窄を初期症状とする病気で、遺伝子の異常によって起こります。断層像や自発蛍光を含めた眼底検査、精密視野検査、電気生理学的検査で診断や進行程度を評価します。608件178件34件してしまい、視神経が障害される病気です。視神経の障害が強くなるに43件つれ、それに対応する部位の視野が見にくくなってしまいます。我が国では40歳以上の成人の約5%もの方にあると考えられています。通常は眼1,769件圧下降により進行を抑制できます。当院では、各患者さんの眼圧上昇の原因と程度、視神経障害の程度と悪化速度に応じて、対応を提案させていただいております。軽症であれば治療しないで様子を見る場合もございますが、点眼治療を行うことが一般的です。これまでの点眼治療では不十分と判断する場合には手術を提案させていただくこともあります。その場合も病気の程度や過去の手術歴に応じて、複数の手術の候補から患者さんに最適と考えられる術式を選択させていただいております。白内障 白内障とは水晶体が濁る病気で、原因としてもっとも多いのは加齢で網膜硝子体疾患 網膜は、眼球内部の一番奥の部分で眼底と呼ばれます。眼はカメラに緑内障 眼の中の圧力である眼圧が高いために視神経乳頭が眼球後方へ陥凹2024年 手術実績総件数眼 科

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