歯科・口腔外科診療施設部門診療クラスター※初診時は、初診担当医のご予約をお取りください。※2025年8月時点の情報を掲載しておりますが、担当医が変更になる場合があります。71外来予約窓口TEL03-3353-1257【受付時間:月〜金 8:30〜19:00】※土曜日は17:00までの受付となります。【口腔粘膜疾患】【口腔機能ケア】 がん治療全般に伴う口腔関連の有害事象や摂食障害の防止、および心臓血管外科領域手術、臓器移植などの高侵襲手術を受ける方の術後合併症予防対策の一環として、看護部と協働した口腔ケアを行っています。薬剤関連顎骨壊死についても、投与前からの介入や投与中の定期診察を行って、予防・早期発見に努め、早期治療開始につなげるようにしております。【歯周病】 歯肉からの出血、腫張、排膿、歯の動揺といった歯周病の症状がある方を対象とし、これらの症状を改善するための治療を行っています。特に糖尿病や動脈硬化などの全身疾患をお持ちの方には、医師と協力して個々の全身状態にあった治療を行っています。専門外来では、フラップ手術・歯周組織再生療法・歯周形成手術などの歯周外科手術も行っています。特に歯周組織再生療法であるエムドゲイン法について、当科は先進医療の承認を受けており、より少ない自己負担で治療を受けることができます。【補綴(義歯)・顎補綴】【顎関節症】【顎骨切除および顎・咬合再建術】【3D SPECT/CT】【コンピュータ支援外科(Computer Assisted Surgery】 複雑な顎骨形態および咬合を再建するには、術前計画が重要となります。当科では、術前に手術シミュレーションを実施し、形成外科と密に連携して正確な顎・咬合再建術を行う取り組みをしています。【顎変形症】 顎変形症とは上下顎骨形態の不調和によりかみ合わせがずれた状態を言います。その治療には歯科矯正治療と顎矯正手術が必要です。当科では顎変形症グループが顎変形症の診断、治療計画の立案、および顎矯正手術を担当しています。 年間手術件数は約40例で、そのうち61%が下顎前突症、28%が下顎もしくは顔面の非対称、11%が下顎後退症や上顎の過成長です。治療方法(術式)は、主訴、咬合状態、咬合模型および頭部X線規格写真の分析を行い、矯正専門医と相談の上、総合的に判断し決定しています。近年は、上下顎同時移動術実施に際してCT画像の撮影データをもとに術中ナビゲーション手術も行っています。骨片の固定には生体吸収性樹脂、もしくは、チタンプレートを適宜選択して使用しています。当科における顎矯正術に必要な入院日数は7 〜 10日で、顎間固定期間は0 〜 7日です。【顎顔面インプラント手術】 歯科インプラントは、歯を喪失した患者さんの咀嚼機能を回復するための有効な治療法の一つです。外傷や腫瘍などで顎骨も含めて歯を喪失した患者さんに対しては、保険診療が適応になることがあります。当科では、国の認可施設に認定されており、一般的なインプラント治療(保険適応外)に加えて積極的に保険インプラント治療を行っております。また、インプラント治療においては、インプラントの埋入位置が非常に重要になります。当科では、サージカルガイドを用い正確な位置へのインプラント埋入に努めています。口腔がんの顎骨浸潤における画像検査所見の比較左:従来の骨シンチグラフィー画像 右:3D SPECT/CT画像画像情報を3次元処理することで、アイソトープの集積部位が詳細に把握できるようになった。下顎骨骨髄炎切除後の顎・咬合再建シュミレーション腓骨を用いた顎骨再建術とインプラントによる咬合再建術の術前計画顎顔面インプラント左:右側下顎骨腫瘍(矢印)の術前画像 右:右側下顎骨辺縁切除術、腸骨移植術を実施後にインプラントを埋入インプラント埋入のためのサージカルガイド 骨髄炎、薬剤関連顎骨壊死、および口腔がんの顎骨浸潤などの疾患は、病変範囲の正確な診断が難しい場合があり再発の原因となります。さらに、顎骨切除により顔貌の変形や咀嚼機能障害を生じた場合、患者さんのQOLは大きく低下します。当科では、放射線診断科および形成外科と連携して、顎骨病変の正確な診断と、患者さんのQOLを考慮した顎・咬合再建術を心掛けています。 骨シンチグラフィーは顎骨疾患の診断に有用ですが、アイソトープ集積の局在性が特定しにくく診断精度に影響を及ぼすことがありました。当科では、放射線診断科の協力を得て、骨シンチグラフィーの集積情報を3次 元的に可視 化することが可 能な3D SPECT/CT(3-dimensional single-photon emission computed tomography /computed tomography)を顎骨疾患の診断に取り入れることで、早期診断と正確な病変範囲の特定に努めています。 歯以外の口腔粘膜に生じる口腔粘膜疾患を専門に扱っています。アフタ性口内炎から全身疾患によって生じる口腔の症状まで幅広い疾患を扱っています、代用的な疾患としては、中年期以降の女性に多いシェーグレン症候群をはじめとする口腔乾燥症(ドライマウス)、口腔カンジダ症や細菌・ウイルスなどの感染症、味覚障害、天疱瘡・類天疱瘡・口腔扁平苔癬などの難治性自己免疫疾患、歯科金属アレルギー、舌痛症や自己臭症などをはじめとし、必要に応じて関連医科とも連携をとりながら診断や治療を行っています。 義歯の合わない方、腫瘍手術などで顎、口腔組織を失った方を対象に咬合治療を行っています。とくに後者は「顎補綴(がくほてつ)」と呼ばれる特殊な義歯による治療で、口腔外科の顎口腔腫瘍グループと連携し診療を行っています。また、顎口腔インプラント再建グループと連携し、インプラント手術での噛み合わせ診断や上部構造の作製を行い、さらに、入院中の方の摂食嚥下に関わる補綴物の調整にもあたっています。 当科での顎関節症診療は、咬合が原因という従来の考えではなく、精神的ストレスや日常生活での癖などにより顎に過剰な力が加わったことで、咀嚼筋や顎関節に異常が生じたものであるとの考えに基づいています。病態が筋肉や関節のどこにあるのか、どの様な病態なのか、原因は何かを各種の診査により突き詰め、病態改善と原因排除のための治療を行っています。休診日:日曜日 / 第1・3土曜日 / 国民の祝日・休日 / 年末年始(12月30日〜1月4日)※詳細は裏表紙をご確認ください。
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