メモリークリニック

概要

当クリニックは、物忘れや理解力の低下など認知症の症状のある患者さまを専門的に診療する外来です。

特色・方針・目標

メモリークリニックでは認知症の早期診断、初期の治療を主な目的としています。しかし、中等度以上の認知症も診療の対象とし病状の評価、治療法や長期的な対応の指導をいたします。
現在のところ担当医師は、神経内科3名、精神・神経科3名より構成され、科を超えた診療体制をとっているところが大きな特徴です。個々の患者さまの病状に応じて、神経内科医もしくは精神・神経科医が診療を担当します。種々の高次脳機能の検査を用いて、客観的な認知機能評価を重視した診療を確立しております。さらに、2診療科合同で、定期にカンファレンスを開催し、綿密な症例検討と診療レベルの向上に取り組んでいます。

対象疾患は次のようになっております

  • アルツハイマー病
  • レビー小体型認知症
  • 正常圧水頭症
  • 軽度認知障害
  • 前頭側頭葉変性症

次のような症状を扱っております

物忘れ
考えるスピードが遅くなる
理解力が低下する
物事をスムースに出来なくなる

その他に認知症の最初の症状として以下が挙げられます。
(1) 同じことを繰り返し言ったり、聞いたりする
(2) 時間や日付が不確かになった 
(3) 慣れた所で迷子になった
(4) お金が盗まれたと言って人を疑う 
(5) 着替えが適切にできない
(6) 置き忘れや、しまい忘れが目立った
(7) ささいなことで怒りっぽくなった 
(8) 同じものを買ってくる
(9) 以前はあった興味がなくなり、趣味をしなくなった
(10) 薬の管理ができなくなった 
(11) テレビドラマの内容が理解できない

検査内容のご案内

  • 頭部MRI
  • 神経心理テスト
  • 脳血流シンチ検査
  • 脳波

主な実績

当クリニック受診患者さまの病気の内訳をグラフに示します。やはり、アルツハイマー病が一番多いですが、認知症の前段階の軽度認知障害の患者さまも多いのが当クリニックの特徴です。
2012年度、2013年度の慶應義塾大学病院メモリークリニックの外来初診患者様は両年とも155人でした。再診の患者様は月平均で275.2人(延べ人数)と、たいへん多くの患者様が通院されています。

ご挨拶

現在、わが国では65歳以上の約1割が認知症と報告されており、日本の人口構成の高齢化に伴い増加する認知症の医療は、21世紀の大きな課題と考えられています。当クリニックは、このような社会的状況を見据え、精神・神経科および神経内科の2診療科合同で開設している認知症診療に特化した専門外来です。診察は、患者及び御家族から詳しくお話を伺い様々なご相談に対応するため、完全予約制をとっております。診察は、月曜日から土曜日の午前中に行っております。初診の場合、一人30分程度の枠を設けて診察しています。

医師紹介

氏名 写真 職位 専門領域 認定資格等
田渕 肇 田渕 肇 専任講師 精神神経科臨床一般 日本精神神経学会・専門医,日本認知症学会・専門医
伊東 大介 伊東 大介 講師 神経内科全般 日本内科学会認定内科医,日本神経学会専門医,日本認知症学会専門医,日本脳卒中学会専門医,日本医師会認定産業医
二瓶 義廣 二瓶 義廣 助教 神経内科 日本内科学会認定医,日本神経学会専門医
岡 瑞紀 岡 瑞紀 助教 精神神経科一般・老年精神 日本精神神経学会専門医
伊達 悠岳 伊達 悠岳 助教 神経内科一般・認知症
山縣 文 山縣 文 助教 精神科臨床全般,認知症 日本精神神経学会専門医

外来診療表担当表

受診について

  • 当院では患者さんの待ち時間を短縮するため、予約制を導入しています。
  • ご予約方法は一般の患者さんと医療関係の方で異なります。