腎臓・内分泌・代謝内科

概要

腎臓内分泌代謝内科では、1.患者さんの生活習慣の全般を理解する、2.患者さんの体に起こっていることをすべて把握する、3.生涯にわたって患者さんと付き合う、ことに努めております。つまり、患者さんのトータルケアー、ライフロング(生涯にわたるという意味)ケアーを目指しております。肥満、高血圧、糖尿病、脂質異常、高尿酸血症、そして動脈硬化症、腎臓障害、さらには癌(大腸癌や子宮癌などは肥満が発症を促進することがわかっています)などのすべてを理解しようとし、細心の注意をはらって患者さんの全身を診ていく、そして、症状のあるときもないときも、ずっと患者さんのそばにいて、その様子を見守っていく医師を目指しております。

特色・方針・目標

腎疾患の診断、糖尿病腎症、腎硬化症、膠原病に伴う腎障害など様々な慢性腎臓病の診療・進行抑制をおこなっています。特に慢性腎臓病の進行抑制として、従来の手法にとどまらず、高血圧、肥満、脂質異常症などメタボリックシンドロームに関連した因子の是正も取り入れた包括的治療戦略を導入しています。また末期腎不全における腎代替療法として、血液透析、腹膜透析、腎移植の治療選択をお話し、個々にあった治療法の選択を指導しています。慢性腎臓病や内分泌性などの原因による二次性、難治性高血圧患者の紹介患者も多く受け入れており、多くの高血圧専門医による高血圧の管理を行っています。
内分泌疾患は、甲状腺、副甲状腺、副腎、視床下部・下垂体、性腺など多岐にわたり、これらの広範な疾患の診療を行っております。これらの中でも当科の一番の特徴として、副腎ホルモンが原因となる副腎性高血圧や健康診断などで偶然発見される副腎偶発腫瘍の診断と治療経験が非常に豊富です。
糖尿病では特に専門性を要求されるインスリン療法に積極的に取り組んでいます。また代謝疾患は全身疾患であり動脈硬化を悪化させることから血管の状態を把握しながら、脂質、血圧、体重の管理も行っております。外科の手術後の患者さんなど他科との共同診療(併診)の患者さんも多く、糖尿病療養指導士を中心とするコメディカルと連携しチーム医療を行っています。また糖尿病患者会として「カラムスの会」を開き、患者さんとの情報交換を行っています。

対象疾患は次のようになっております

次のような症状を扱っております

尿量が多い、尿量が少ない、尿がでない、血尿がでる、蛋白尿がでる、口が渇く、体重が重い、痩せている、乳汁が分泌される、甲状腺が腫れている、尿に糖がでる、血糖が高い、血糖が低い

検査内容のご案内

特殊診療施設のご案内

  • 血液浄化・透析センター

主な実績

腎臓病(原発性、二次性)、高血圧、透析患者の定期チェックの通院患者数は約4,000人。腎生検数は年間約100例、年間透析導入患者数は血液透析患者60例、CAPD患者10例。年間入院患者数は約600症例です。(糖尿病腎症 25%、腎炎 24%、高血圧 20%、透析合併症 25%など)。内分泌代謝疾患(1型糖尿病、2型糖尿病、甲状腺疾患、副腎疾患、視床下部・下垂体疾患、副甲状腺疾患、性腺疾患など)として通院継続中の患者数は約4,800人で、うち糖尿病患者数は約3,400人(1型 220人、2型 2,930人、その他 250人)、年間入院患者数は約250症例(2型糖尿病 62%、1型糖尿病 12%、内分泌疾患 10%、他感染症の合併例など)です。他科の入院患者の診療(併診)も多く、年間併診患者数も上記に加えてさらに約400症例に達します。手術前後の血糖管理はもちろんのこと、専門性を要求される妊娠糖尿病管理についても産科と連携し、きめの細かい治療を行っています。

ご挨拶

「不老長寿」、一日でも長く生きたいという思いは古今東西を問わず、人々の切実な願いでした。そしてその実現を目指して、医学は今日まで目覚ましく進歩してきました。戦争直後の昭和22年、日本の男性の平均寿命は50歳、女性は54歳でしたが、平成18年では、男性79歳、女性は85.8歳と飛躍的に伸び、我が国は世界一の長寿国となっています。しかし、寝たきりや認知症の問題が大変深刻になり、要介護のかたが430万人に達している現在、皆さんは、あくまで「元気で長生きしたい」「他人の面倒にならずに長生きしたい」ことを望んでおられるのではないでしょうか。つまり「健康長寿」こそが、わたしたちの願いであります。我が国で、百歳を超えて生きておられる方(百寿者)は3万5000人以上になり、その数はどんどん増えています。生き生きはつらつとして笑顔で日々をおくっておられる百寿者の方がたくさんおられます。われわれ慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科はそうした健康長寿の実現のため日々診療活動を行っております。

医師紹介

氏名 写真 職位 専門領域 認定資格等
伊藤 裕 伊藤 裕 教授 内科・内分泌・高血圧症・糖尿病代謝・腎臓疾患 日本内科学会認定医
日本内分泌学会専門医
日本糖尿病学会専門医
日本高血圧学会専門医
日本抗加齢医学会専門医
篠村 裕之 篠村 裕之 准教授 内科・腎臓疾患・高血圧症・生活習慣病 内科認定医・総合内科専門医
日本腎臓病学会専門医
日本透析学会専門医
日本高血圧学会専門医
脇野 修 脇野 修 准教授 内科・腎臓疾患・内分泌・高血圧症・透析 日本腎臓学会指導医・評議員
日本内分泌学会指導医・評議員
日本高血圧学会指導医
日本透析医学会指導医・評議員
門川 俊明 門川 俊明 教授 内科・腎臓疾患・透析 内科認定医・総合内科専門医・腎臓専門医・透析専門医・高血圧専門医
田中 正巳 田中 正巳 特任教員 内科・糖尿病代謝 日本内科学会認定医・専門医
日本糖尿病学会専門医・指導医
日本内分泌学会専門医・指導医
日本腎臓学会専門医
日本高血圧学会専門医
徳山 博文 徳山 博文 専任講師・保険医長 内科・腎臓疾患・高血圧症 日本内科学会認定医・指導医
日本腎臓学会専門医・指導医
日本透析学会専門医・指導医
日本高血圧学会専門医
河合 俊英 河合 俊英 専任講師・外来担当医長  内科・糖尿病代謝・肥満・スポーツ医学 日本内科学会認定医・総合内科専門医・指導医
日本糖尿病学会専門医・指導医
日本内分泌学会専門医・指導医
日本肥満学会専門医
日本体育協会公認スポーツドクター
日本医師会認定健康スポーツ医
日本医師会認定産業医
目黒 周 目黒 周 専任講師 内科・糖尿病代謝・内分泌 日本内科学会認定医・総合内科専門医
日本糖尿病学会専門医・指導医
日本医師会認定産業医
入江 潤一郎 入江 潤一郎 専任講師 内科・糖尿病代謝・肥満 日本内科学会認定医・総合内科専門医・指導医
日本糖尿病学会専門医・指導医
日本内分泌学会専門医・指導医
日本肥満学会専門医・指導医
日本医師会認定産業医
中谷 英章 中谷 英章 特任教員 内科・腎臓疾患・高血圧症・脂質異常症・動脈硬化症 日本内科学会認定医
栗原 勲 栗原 勲 専任講師 内科・内分泌・高血圧・腎臓 内科認定医
内分泌専門医
高血圧専門医
腎臓専門医
小林 佐紀子 小林 佐紀子 特任教員 内科・内分泌(甲状腺) 日本内科学会認定医・専門医・指導医
日本内分泌学会専門医・指導医
日本腎臓学会専門医
税所 芳史 税所 芳史 専任講師 内科・内分泌・糖尿病代謝 日本内科学会総合内科専門医
日本糖尿病学会専門医
宮下 和季 宮下 和季 特任教員 内科・副腎・内分泌・高血圧症・糖尿病代謝 内科認定医
内分泌専門医
高血圧専門医
糖尿病専門医
鷲田 直輝 鷲田 直輝 特任教員 内科・腎臓疾患・透析 日本内科学会認定医・指導医
日本腎臓学会専門医
日本透析医学会専門医・指導医・評議員
長谷川 一宏 長谷川 一宏 助教 内科・腎臓疾患・高血圧症 内科認定医
腎臓専門医
透析専門医
河辺 博史 河辺 博史 教授 内科・腎臓疾患・高血圧症・生活習慣病 内科認定医
日本腎臓病学会専門医
日本透析学会専門医
日本高血圧学会専門医
日本内分泌学会専門医
林 松彦 林 松彦 教授 内科・腎臓疾患・水電解質代謝異常症 内科認定医・総合内科専門医
日本腎臓病学会専門医
日本透析学会専門医
小西 孝之助 小西 孝之助 非常勤医師 内科・腎臓疾患 内科認定医
日本腎臓病学会専門医

武井 泉 武井 泉 非常勤医師 内科・糖尿病代謝・肥満 内科認定医
日本糖尿病学会専門医

神田 武志 神田 武志 専任講師 内科・高血圧症・腎臓疾患・生活習慣病 日本内科学会認定医
腎臓内科専門医
高血圧学会専門医
森本 耕吉 森本 耕吉 助教 内科・腎臓疾患・内分泌・透析 日本内科学会認定内科医
日本腎臓学会腎臓専門医
日本透析医学会専門医
田蒔 昌憲 田蒔 昌憲 助教 内科・透析(とくにバスキュラーアクセス診療)・腎臓疾患 日本内科学会認定内科医
日本透析医学会専門医
水口 斉 水口 斉 助教 内科・腎臓疾患・腎代替療法
田中 花林 田中 花林 特任教員 内科・糖尿病代謝 内科認定医・総合内科専門医
大平 理沙 大平 理沙 助教 内科・糖尿病代謝・内分泌 内科認定医
田中 久美子 田中 久美子 助教 内科・糖尿病代謝・内分泌 日本内科学会認定医
森永 理恵子 森永 理恵子 助教 内科・糖尿病代謝・内分泌 内科認定医
小谷 紀子 小谷 紀子 助教 内科・糖尿病代謝・内分泌 内科認定医
稲石 淳 稲石 淳 助教 内科・糖尿病代謝・内分泌 内科認定医

外来診療表担当表

連絡先

より詳しい情報は当部門の専用webサイトをご覧ください。

受診について

  • 当院では患者さんの待ち時間を短縮するため、予約制を導入しています。
  • ご予約方法は一般の患者さんと医療関係の方で異なります。