糖尿病先制医療センター

概要

糖尿病先制医療センターは2019年に設立された新しい診療クラスターセンターです。
「先制医療」は疾患の治療や対症療法を中心としたこれまでの医療と異なり、疾患発症の超早期やそれ以前の時点から患者さん個々の特性に沿った介入を行う事で疾患そのものの発症を予防し、疾患による影響を最小限に抑える個別化された予防医療を意味します。2型糖尿病においては発症の原因となる生活習慣の改善や肥満の治療に取り組み、インスリン分泌を担う膵臓のβ細胞の機能保護により糖尿病の発症・進行の抑制を目指します。1型糖尿病や血糖コントロールの不安定な方では、最先端のインスリンポンプや持続血糖測定器を活用し、患者さん一人一人に合ったきめ細やかな血糖管理を行います。当センターでは 糖尿病分野における先制医療を通して糖尿病合併症の進行抑制を目指しています。
 

特色・方針・目標

糖尿病患者さんは一人一人異なった背景や状態にあります。当センターは図に示す”合併症予防“、”治療サポート“、”人生サポート“の3本の柱によって構成されており、あらゆる角度からのサポートが可能です。
患者さんに親身に寄り添うオーダーメイドの先制医療を目指し、当センターは糖尿病診療を牽引する中核として社会的使命を果たします。

対象疾患は次のようになっております

検査内容のご案内

医師紹介

氏名 写真 職位 専門領域 認定資格等
伊藤 裕 伊藤 裕 教授 内科・内分泌・高血圧症・糖尿病代謝・腎臓疾患 日本内分泌学会専門医・指導医
日本高血圧学会専門医・指導医
日本動脈硬化学会専門医・指導医
日本内科学会認定医
日本糖尿病学会専門医
日本抗加齢医学会専門医
目黒 周 目黒 周 専任講師 内科・糖尿病代謝・内分泌 日本内科学会認定医・総合内科専門医
日本糖尿病学会専門医・指導医
日本医師会認定産業医
田中 正巳 田中 正巳 特任教員 内科・糖尿病代謝 日本内科学会認定医・専門医
日本糖尿病学会専門医・指導医
日本内分泌学会専門医・指導医
日本腎臓学会専門医
日本高血圧学会専門医
入江 潤一郎 入江 潤一郎 専任講師 内科・糖尿病代謝・肥満 日本内科学会認定医・総合内科専門医・指導医
日本糖尿病学会専門医・指導医
日本内分泌学会専門医・指導医
日本肥満学会専門医・指導医
日本医師会認定産業医
税所 芳史 税所 芳史 専任講師 内科・内分泌・糖尿病代謝 日本内科学会総合内科専門医
日本糖尿病学会専門医
三石 正憲 三石 正憲 助教 内科・糖尿病代謝・内分泌 日本内科学会専門医・指導医
日本糖尿病学会専門医
山口 慎太郎 山口 慎太郎 特任助教 内科・腎臓疾患・糖尿病代謝・内分泌 日本内科学会専門医・指導医
日本腎臓学会専門医・指導医
日本透析医学会専門医
日本内分泌学会専門医
日本抗加齢医学会専門医
木内 謙一郎 木内 謙一郎 特任助教 内科・腎臓疾患・高血圧症・糖尿病代謝・内分泌 日本内科学会専門医
日本腎臓学会専門医
日本透析医学会専門医
日本内分泌学会専門医
伊藤 新 伊藤 新 特任助教 内科・糖尿病代謝・内分泌 内科認定医
日本糖尿病学会専門医
小谷 紀子 小谷 紀子 助教 内科・糖尿病代謝・内分泌 内科認定医
日本糖尿病学会専門医
稲石 淳 稲石 淳 特任助教 内科・糖尿病代謝・内分泌 内科認定医
日本糖尿病学会専門医
中島 裕也 中島 裕也 特任助教 内科・糖尿病代謝・内分泌 日本内科学会認定医・指導医
日本糖尿病学会専門医
産業医科大学認定産業医・産業医学ディプロマ

外来診療表担当表

センター長のご挨拶

 この度、新たに慶応義塾大学病院に「糖尿病先制医療センター」を開設いたしました。現在、糖尿病は日本国民の約10%の方が患い、まさに「国民病」となっています。糖尿病は失明や透析、下肢切断等に至る網膜症、腎臓病、神経障害だけでなく、肥満、高血圧、脂質異常症、そして、脳卒中、心不全、認知症や感染症、癌など数多くの疾患を引き起こす、まさに「万病の元」であり、健康寿命を10年ほど短くすることも知られています。私は、こうした糖尿病を中心とした数多くの病気の流れを「メタボリックドミノ」とよびました。当センターは、メタボリックドミノで起こる多くの疾患について、それらが起こるすべての時点で介入し、糖尿病患者さんが、いつまでも健やかに、そして幸せに生きられることを目指します。
 「先制医療」は、体の変調を超早期に発見し、その異変に対して、迅速に適切に対応することで、もとの状態に戻そうとする新しい医療です。我々は、糖尿病やその合併症が起こる前から、そして起こってからも、その進行を最大限抑制することを目標としています。他にない最新鋭の医療技術と、慶應義塾大学のさまざまな医療科に属するさまざまな立場のスタッフの強いチームワークと密接なコミュニケーションをもって、糖尿病の先制医療を実現します。そして、患者さん自らが自分の心身の状態を知り、その健康管理に取り組む生涯にわたる健康管理(ライフコースヘルスケアー)の実現に貢献したいと考えています。

 糖尿病先制医療センター
 センター長 伊藤 裕

副センター長のご挨拶

 令和元年5月、「糖尿病先制医療センター」を開設いたしました。本センターではこれまでの慶應義塾大学病院における糖尿病診療を基礎に、その内容をさらに発展させていくよう職員一同決意を新たにしております。
 私はこれまで糖尿病診療において糖尿病性腎臓病の予防や糖尿病足病変のケアを中心とした診療や研究を行ってまいりました。糖尿病は様々な血管障害の基礎にあり、残念ながら現在の医学においてもその慢性合併症を十分に予防できているとは言えません。糖尿病状態を早期から治療し合併症を予防すると同時に、糖尿病の慢性合併症を早期に発見し治療する、あるいは既に合併症を持っている方が合併症と共に生きていくことを支援することもこの糖尿病先制医療センターの大きな役割になります。これは内科のみならず、眼科や外科など多くの診療科と連携して行うべき診療であり、まさに本センターがクラスター診療として目指していることに他なりません。
 合併症予防に関する最先端の診療を提供する事、そして同じ志を持つ慶應義塾大学病院の診療科と強固な協力体制を組み、患者さんお一人お一人の合併症の発症を未然に防ぐ“先制医療”を実現してまいります。

 糖尿病先制医療センター
 副センター長 目黒 周

受診について

  • 当院では患者さんの待ち時間を短縮するため、予約制を導入しています。
  • ご予約方法は一般の患者さんと医療関係の方で異なります。