実施診療科 | 産婦人科 |
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承認年月日 | 2025年9月1日 |
適応症 | 不妊症(卵管性不妊、男性不妊、機能性不妊又は一般不妊治療が無効であるものであって、これまで反復して着床又は妊娠に至っていない患者に係るものに限る。)、慢性子宮内膜炎が疑われるもの又は難治性細菌性腟症 |
主な内容
先進性
次世代シークエンサー(Next Generation Sequencer:NGS)を用いた、子宮内腔液に含まれる細菌の16S リボソーム RNA 解析により、通常の培養検査または、子宮鏡、病理学的検査では困難な子宮内細菌叢の正確な把握が可能である。結果に基づいて治療を行うことで着床率や生児獲得率が改善する可能性がある。
概要
子宮内膜細胞採取器具を用いて、自然周期では黄体期に、ホルモン補充ではプロゲステロン投与後5-6 日目に子宮内膜を含む子宮内腔液を採取する。
次世代シークエンサー(Next Generation Sequencer:NGS)を用いて、子宮内腔液に含まれる細菌の16S リボソーム RNA 解析を行うことで、Lactobacillus 属の占める割合、その他細菌叢の分布を明らかにする。
効果
子宮内細菌叢の正確な把握が可能となる。 検査結果については、Lactobacillus 属が80%以上を正常、80%以下を異常とする。