慶應義塾大学病院 患者さんの権利と義務
(制定 2016年11月22日)
良質かつ適切な医療の提供は、患者さんと医療機関の十分な信頼関係のうえに成り立ちます。
当院は患者さんに次の権利と義務があると考えています。
患者さんのご理解とご協力をお願いします。
患者さんの権利
1-1 人として尊重されプライバシーが保護された医療を受けることができます。
1-2 安全・安心で良質な医療を受けることができます。
1-3 ご自身の医療に関して適切な説明を受けることができます。
1-4 ご自身の意思で医療を選択することができます。
1-5 ご自身の医療に関して意見や希望を述べることができます。
1-6 ご自身の医療に関してセカンドオピニオンを受けることができます。
患者さんの義務
2-1 医療に関して正確に情報提供してください。
2-2 医療に関する説明が理解できない場合はその旨を伝えてください。
2-3 法令や院内の規則を遵守し暴力・暴言等他の患者さんや職員への迷惑行為を厳に慎んでください。
2-4 受けた医療に対して当院が請求する医療費は遅滞なくお支払いください。
慶應義塾大学病院
子
どもの患者
の憲章
(制定 2022年2月15日)
慶應義塾大学病院は、子どもの患者さんの権利を守るために、子どもたちと約束をします。この大切な約束を「子どもの患者の憲章」と呼びます。私たちは「子どもの患者の憲章」を守って、子どもの患者さんに安全で安心できる医療を提供します。
- 子どもたちは、どんなときでも一人の人間として大切にされ、よい医療を受けることができます。
- 子どもたちの病気のことや、子どもたちが話したことは、ほかの人に知られたくないときには秘密にすることができます。
- 子どもたちは、どんなときでも安全で安心できる環境で過ごし、医療をうけることができます。
- 子どもたちが感じる痛みや苦しみ、不安や恐怖に対して、必要なケアを受けることができます。
- 子どもたちは、自分の健康のことや、病気を治す方法について自分で決めることができます。自分で決められないときには、家族と相談してもよいですし、代わりに家族の人に決めてもらうこともできます。一度決めたことでも、いつでも変えることができます。
- 子どもたちは、自分の病気のことや、それを治す方法について、自分の気持ちや考えを、病院の人たちや家族に伝えることができます。
- 子どもたちは、わからないことや心配なことがあれば、いつでも病院の人や家族に話したり聞いたりすることができます。
- 子どもたちの遊ぶ時間や勉強する時間を大切にします。
- 子どもたちは、できるかぎり家族と一緒に過ごすことができます。
- 子どもたちは、病気や治療についての研究に対して、十分な説明を受けたうえで、協力するかどうかを自分で決めることができます。途中でやめたくなれば、いつでもそれをやめることができます。
- 子どもたちは、病気や治療について、担当ではない医師にも相談ができます。