当院では外来患者さんに、ブロック受付後は待合スペースやラウンジ等でお待ちいただき、診察の順番が近くなったら診察室の付近にお進みいただくようご案内しております。各ブロック受付や各診察室の前に設置されたモニターによってこの流れを可能にし、患者さんの待合場所分散による混雑緩和、診察の順番把握、待ち時間の有効活用など、患者さんへのサービス向上に大きく貢献しています。

各ブロック受付に設置されているモニター

各診察室付近に設置されているモニター
2.「健康情報ひろば」設置図書・雑誌の購入
「健康情報ひろば」では、患者さんやそのご家族に対し、病気や治療、栄養、食事療法、検査、くすりなど健康にかかわる図書や雑誌を提供しており、最近では新たな試みとして、病院スタッフが執筆した書籍や医療マンガなどを購入しています。患者さんがご自身の健康状態を理解し、少しでも安心して当院を受診できるような情報を入手するとともに、図書や雑誌を読みながら病院での待ち時間を快適に過ごすことに役立っています。


3.小児重症系管理システム
当院では2024年度より小児ICUの増床を行い、高度急性期病院としてのさらなる機能向上に取り組んでいます。小児患者の治療には必須である「体重当たり投与量計算」、「複雑な調乳指示」などに対応する、小児系ICUに最適化された管理システムを導入することで、医療の質の確保と安全体制の強化、医師・看護師の業務効率化と働き方改善につながっています。


4.病院ウェブサイトリニューアル
病院ウェブサイトでは受診に関する情報や当院に関する情報などを発信しています。今回のリニューアルでは、患者さんをはじめとする利用者がより使いやすく見やすいウェブサイトを目指し、デザインや構成を見直しました。今後も更新やコンテンツの追加を予定しています。スマートフォンやタブレットでの表示にも対応しており、デバイスを問わずにいつでも閲覧可能です。

5.医療・健康情報サイト「KOMPAS」リニューアル
当院の医師・医療専門家が病気や検査、薬などの様々なトピックを解説した医療・健康情報サイト「KOMPAS」は、当院の患者さんをはじめ多くの方にご活用いただいてきましたが、2009年1月の公開から10年以上が経過し、スマートフォンへの対応など時代に即した改修が求められていました。今回のリニューアルで操作性や視認性が改善され、さらに病院ウェブサイトと同時にリニューアルを行ったことで一体感のあるデザインとなりました。


6.DarkTrace
昨今のサイバー攻撃は巧妙化・組織化・高度化が進んでおり、単に “ウィルス対策ソフトを導入していれば安心” といった状況ではなくなってきております。そのため当院では、AIによるネットワーク監視を可能とするDarktraceを導入し、医療情報システムのネットワーク全体を監視することで、脅威の早期検知・早期対処を可能に致しました。こうした対応により、当院医療情報システムの更なる安全・安心・安定稼働のために努めて参ります。
【ハードウェア】

【Darktraceの管理画面】

7.信濃町メディアセンター 医学部生の学習環境の整備
信濃町キャンパスでは、グループワークやオンライン授業など多様化する医学部生の学習スタイルに対応できる学習場所の確保が重要な課題でした。そこで、信濃町メディアセンター(北里記念医学図書館)を現在の医学部生のニーズに沿った学習スペースに転換させる取り組みを行いました。グループワークやディスカッションも可能なエリアの拡充や多様な学習席の設置など医療人材育成に資する学習環境を整備することができました。


8.「慶應義塾医療環境整備資金」チラシリニューアル
2024年4月1日付で「病院備品指定寄付金」が「慶應義塾医療環境整備資金」に統合したことに伴い、チラシをリニューアルいたしました。また、この機会に合わせて、クレジットカード決済や、病院窓口で現金をお受けする方法も追加になり、ご寄付いただける方法の選択肢が増えました。
