| 実施診療科 | がんゲノム医療センター、産婦人科、消化器内科、呼吸器内科 |
|---|---|
| 承認年月日 | 2026年5月1日 |
| 適応症 | 進行再発固形がん(関連学会の化学療法に関するガイドライン等に基づき、全身状態及び臓器機能等から、当該検査実施後に化学療法の適応となる可能性が高いと主治医が判断した患者(標準治療が対象となる進行再発固形がん患者に限る。)であって、標準治療が終了する前の患者(局所進行又は転移が認められ標準治療が終了見込みとなる進行再発固形がん患者を除く。)に係るものに限る。) |
主な内容
先進性
がんゲノムプロファイリング検査/がん遺伝子パネル検査とは、患者さんのがんの診断や治療に役立つ情報を得るために、一度に複数の遺伝子変化を調べる検査方法です。
現在、国内で保険診療として実施できるがんゲノムプロファイリング検査は、原則として「標準治療がない、または局所進行または転移が認められ標準治療が終了となった固形がん患者さん(終了が見込まれる方を含む)」が対象となっています。一方で、標準治療終了後にがんゲノムプロファイリング検査を行うと、検査結果を待つ間に調子を崩してしまい、仮に治療対象となる遺伝子の変化が見つかったとしても、全身状態の悪化などにより治療を受けられない可能性があることが懸念されています。
そのため、現時点では保険適用外となっている「標準治療終了前(終了見込みを含む)」の段階でがんゲノムプロファイリング検査を実施することにより、患者さん一人ひとりにふさわしいがん治療を行うことにつながることが期待されています。
概要
進行または再発した固形がん患者さんに対して、「標準治療終了前におけるがんゲノムプロファイリング検査」を行います。
本先進医療におけるがんゲノムプロファイリング検査は、保険診療で実施可能な検査と同様であり、以下の中から選択します (2026年5月時点)。
- FoundationOne CDxがんゲノムプロファイル (使用検体:組織)
- NCCオンコパネルシステム (使用検体:組織、血液)
- GenMineTOPがんゲノムプロファイリングシステム (使用検体:組織、血液)
- FoundationOne Liquid CDxがんゲノムプロファイル (使用検体:血液)
- Guardant360 CDxがん遺伝子パネル (使用検体:血液)
検査同意から結果説明までは、検査の種類によって異なりますが、通常4~6週間程度かかります。
本検査の結果、治療効果が期待できる治療薬がみつかった場合には、その情報を提供します (治療効果が期待できる治療薬があっても、日本国内での製造販売が承認されていない等の理由で薬剤の入手ができない、あるいは投与ができない可能性があります)。
なお、すでに一度、保険診療や本先進医療としてがんゲノムプロファイリング検査を受けられている方は、本先進医療を受けることはできません。一方で、本検査を受けた後に、保険診療内でがんゲノムプロファイリング検査を再度受けることは可能です。
同様の内容は、当院がんゲノム医療センターのホームページにも掲載しておりますので、あわせてご確認ください。予約方法・必要書類についても掲載しております。
https://cancergenomics.med.keio.ac.jp/
効果
患者さんのがん細胞にみられる遺伝子変化の特徴が明らかとなり、がんの性質や治療効果が期待できる治療薬がわかる可能性があります。本検査により、患者さん一人ひとりにふさわしいがん治療につながることが期待されています。