先進医療の開発
先進医療とは?
先進医療とは、現在一般の保険診療で認められている医療の水準を超えた、最新の先進技術として承認された医療行為のことです。
慶應義塾大学病院で現在取り扱っている先進医療は以下の通りです。
先進医療A
先進医療Aとは、
- 未承認等の医薬品、医療機器若しくは再生医療等製品の使用又は医薬品、医療機器若しくは再生医療等製品の適応外使用を伴わない医療技術(後述先進医療B内、2に掲げるものを除く。)
- 以下のような医療技術であって、当該検査薬等の使用による人体への影響が極めて小さいもの
- (1)未承認等の体外診断用医薬品の使用又は体外診断用医薬品の適応外使用を伴う医療技術
- (2)未承認等の検査薬の使用又は検査薬の適応外使用を伴う医療技術
平成31年3月29日付 医政発0329第8号、薬生発0329第64号、保発0329第6号より引用
先進医療技術 | 実施診療科 | 承認年月日 |
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多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術 | 眼科 | 2008年10月1日 |
歯周外科治療におけるバイオ・リジェネレーション法 | 歯科・口腔外科 | 2012年7月1日 |
抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子検査 | 脳神経外科 | 2013年12月1日 |
腹腔鏡下傍大動脈リンパ節郭清術 | 産婦人科 | 2019年4月1日 |
先進医療B
先進医療Bとは、
- 未承認等の医薬品、医療機器若しくは再生医療等製品の使用又は医薬品、医療機器若しくは再生医療等製品の適応外使用を伴う医療技術(前述先進医療A内、2に掲げるものを除く。)
- 未承認等の医薬品、医療機器若しくは再生医療等製品の使用又は医薬品、医療機器若しくは再生医療等製品の適応外使用を伴わない医療技術であって、当該医療技術の安全性、有効性等に鑑み、その実施に係り、実施環境、技術の効果等について特に重点的な観察・評価を要するものと判断されるもの。
平成31年3月29日付 医政発0329第8号、薬生発0329第64号、保発0329第6号より引用